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執筆者の写真岡山大学教育学部 地域教育専修

「岡山県北地域教育プログラム シンポジウム2021」を振り返って

更新日:2023年5月25日

 2022年1月8日に「岡山県北地域教育プログラム シンポジウム2021」を開催いたしました。新年早々ご多忙の中、ご参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。今年も前年に引き続き、オンラインでの開催となりましたが、約150人もの方に参加いただき、とても楽しく、有意義なシンポジウムになりました。

 第一部のオンライン・ワークショップでは、参加してくださった方々と学生で「地域で生涯を生きる双六ゲーム」を通して繋がりました。新型コロナウイルスが蔓延している中でもオンラインでたくさんの方と楽しく繋がりたい、去年までとは違った方法で繋がりたいと考えゲームを作成することを私たちは選びました。シンポジウム本番までに各市町村ごとにゲームを8割程度まで作成し、当日にゲーム実践した後、残り2割のマスを参加してくださった方々と考えました。ボードゲーム作成を取り入れることで、県北地域での暮らしを疑似体験しながら学ぶことができ、参加者の方々にとっては地域協働へのかかわり方を考えるきっかけになったのではないかと感じました。参加してくださった方々からのアンケートからは、「地域の魅力に気づくきっかけになった」や「地元で働きたい!という思いがさらに強くなりました」などといった感想をいただき、これからも地域を盛り上げていけるような教師を目指していこうという気持ちが一層強まるシンポジウムになりました。

 第二部「協創的教員養成の完成に向けて」では、現4年生の学びの振り返りから実習校、大学、教育関係者の立場からディスカッションを行い、協創的な教員についての学びを深めました。教員に求められているものと、県北教員に求められているものについて話し合いながら、地域の教員を地域で育てていただいているということに改めて気づくことができました。地域全体で連携・協働しながら教員を育てていくことの大切さを知るとともに、自分達が目指す教員像についても考えるきっかけとなりました。

 今年は地域教育専修にとっても節目となる年になりましたが、シンポジウムで改めて多くの方々の繋がりによって成り立っているのだと感じることができました。今後も繋がりを活かし、地域教育専修としての自覚を持ち、未来のより良い地域社会の担い手になれるよう励んでいきます。



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